───「たとえ明日地球が滅亡するとしても、私は今日リンゴの木を植える」
はじまり
私はずっと、「楽しい」という気持ちだけでバレエに関わって生きてきました。
踊りたい、舞台に立ちたい、バレエをしたいという想いが、私の生活のすべて。
でも、心のどこかではいつも“迷い”や“焦り”がつきまとっていました。
「このままでいいのかな?」
「ただお月謝を払って踊ってるだけで、本当にいいのかな?」
「私は、本当にバレエが“好き”なんだろうか?」
踊ることが好きなのに、不安になる自分がいたんです。
転機
そんなとき、私はたくさんの行動と決断を経て、タジキスタンという国に来るチャンスを掴み、そして夢だった“バレリーナ”になることができました。
しかし、はじめは不安だらけ。
初めての海外生活で言葉も文化も違うし、思うように人と繋がれない。
何もかもがうまくいかないように感じて、心がぽつんと孤独でした。
でも、そんな日々の中で出会ったのが――
「バレエだけの生活」と「本当の自分」でした。
今まで仕事を掛け持ちし、プライベートも全力で楽しみ、慌ただしく生きてきた私が、ようやく立ち止まって、
「本当はどうしたいの?」と、自分に問いかける時間を持てるようになったのです。
芽生え
気づいたんです。
私にとっての「バレエを仕事にして生きる楽しさ」は、
ただ踊ることだけじゃなかった。
誰かに伝えること、寄り添うこと、癒すこと。
そのすべてが、私のバレエなんだって。
そこにピラティスやストレッチ、セルフケアが自然とつながってきて――
「身体と心を整える」ことが、私の中で大切なテーマになりました。
そして、それを誰かに届けていくことが、私自身を満たしてくれる。
そうやって少しずつ、私の“リンゴの木”が芽吹きはじめたんです。
今の想い
ようやく私は、心から“夢中になれること”を見つけました。
それは、踊ることでも、教えることでも、伝えることでもある。
バレエを通して、ピラティスやセルフケアを通して、
誰かの小さな癒しになる存在になりたい。
このリンゴの木を、これからも大切に育てていく。
それが、私の人生の喜びです。
座右の銘
たとえ明日、地球が滅亡するとしても──
私は今日も、リンゴの木を植え続ける。
これは、3年前に私が決めた座右の銘。
この言葉を胸に、バレリーナになるための行動と決断を重ねてきました。
そして今、夢を叶えた今だからこそ、
“バレエ”という幹から、もっとたくさんのリンゴを咲かせていきたいと思えるのです。
この小さな木が、誰かの心にそっと実をつけて、
あなたの毎日にも、小さな癒しやあたたかさが届きますように。
最後に
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
もしあなたにも「何かを育てたい」という想いがあるなら、ぜひ一緒に育てていきましょう。
私の小さなオンラインスタジオからも、そんな気持ちをお届けできたら嬉しいです。
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