タジキスタンの春ってどんな感じ?
こんにちは、ひよりです♪
今日は、私が今住んでいるタジキスタンの春についてご紹介します。
日本では桜が咲き始めると「春が来たなぁ〜」って感じる方も多いと思いますが、タジキスタンの春も負けてませんよ!
自然の変化も、人々の暮らしも、日本とはちょっと違っていて、とても面白いんです。
「タジキスタンの春ってどんな感じ?」と聞かれたら、私はこう答えます。
“街中に花がたくさん咲いて、色とりどりで暖かい空気に包まれる季節”です。
冬からどう変わっていく?(気温、風景の変化)
タジキスタンの冬は意外と寒く、特に朝晩は氷点下まで下がる日もあります。
でも春が近づくと、日差しがぐんと強くなり、昼間は20度を超える日も。夜との気温差は大きいけれど、空気がやわらかくなって、あちこちで鳥の声もたくさん聞こえてきます。
町中の木々も、あっという間に芽吹いて、一気に鮮やかな緑が色づいていくんです。
春に見られる花やイベント
春のはじまりを告げるのは、あんずやサクランボの花たち。ピンクや白の花が一斉に咲き、まるで春のカーペットみたい!特に郊外では、山の斜面がふわっと淡いピンクに染まる景色が見られます。
そして1番の見どころは、ソ連時代の名残である、公園やガーデンにたくさんの花!
春はチューリップが植えられて、チューリップ畑を見ながら道をあることができます🌷
ほんとにそれが綺麗で、毎日春を感じられます♪
そして、春の大イベントといえば「ナウルーズ(Nowruz)」というペルシャ暦の新年のお祭り!
3月21日頃に行われ、家族や友人とごちそうを囲んで過ごします。踊ったり、民族衣装を着たり、春の訪れをみんなでお祝いする日です♪
その時期の昼間に街を歩くと、あちこちでタジク柄の民族衣装を着た女性や帽子を被った男性がお祭り騒ぎをしていたりします。
劇場で働いてる時も、外で爆音の音楽が流れてみんな踊っていたりします。
日本では見られない光景です!
春の食べ物、春らしい過ごし方
春になると市場にも新鮮な野菜や山菜が並び始めます。特にホラッグ(山のハーブ)が旬で、春らしい香りがします🌿
あとは、日差しのある時間帯は外でお茶を飲む時間も増えます。
カフェでもテラス席が特に人気です。
私はカフェラテが好きなので、よく大きいサイズのホットカフェラテを頼み、カフェでのんびり過ごしたりします♪
タジキスタンではチャイが主流なので、たまに甘くて美味しいチャイを飲んだりもします。
夜のレストランでも夜空の下でご飯を食べる人も多く、まさにタジキスタンらしい春の過ごし方です♪
「日本とはここが違う!」ポイント
桜のような“春の主役の花”がアンズやサクランボ!
日本の桜を思い出させてくれて、四季を味わえます!
春になると家畜を連れて山に向かう人々が多く、放牧の準備が本格化
首都ドゥシャンベではそのような光景は見られませんが、地方ではあるみたいです。
春の新年(ナウルーズ)で、みんなが民族衣装でお祝いするのが印象的!
春が「卒業や別れの季節」とされる日本とは違って、タジキスタンの春は“はじまりと喜び”のエネルギーにあふれています。
私の好きな春の瞬間
私がいちばん好きな春の瞬間は、道端にたくさんのチューリップが咲き始めるあの時間。まだ少し寒さが残る夕方に、空がオレンジに染まって、あんずの花が風で揺れる時…
「わあ、春がきたなぁ」と体ごと感じられる瞬間です。
春って、ただ気温が上がるだけじゃなくて、心までふわっと軽くなる感じがしますよね。
最後に
タジキスタンの春、少しはイメージしてもらえたでしょうか?
日本とはまた違うけれど、お花がたくさん咲いて、とても美しくて、力強くて、優しい春です。
いつかここで一緒に春の風を感じられたら嬉しいな〜なんて思いながら、今日もこの地で春を満喫中です♪
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